富士登山日記

    3回目 2003年8月9日(土)〜10日(日)
    登山道:富士宮口ルート<夜間登山> 下山道:富士宮口ルート 御来光ポイント:山頂・東賽ノ河原

★台風来襲

3度目となる富士登山は、初登山となるりょうわ君と2人で行ってきた。

今回は休みの取れる8〜9日に決行の予定だったが、しかし1週間前の3日に台風10号が発生。ゆっくり沖縄・四国を通過し、本州を縦断するコースの予報で、高知の魚梁瀬で最大24時間雨量が604mm、富士山の北側の上九一色村でも238mmの総雨量があり、最大風速は8日に室戸岬で69.2mまで達し、この年最大の台風となった。(後日談:死者4人、行方不明者10人も出す大型台風だった)

前日の8日、決行か中止か決めるためにスカパーのe-天気.netで24時間予報をチェック、昼過ぎには通り過ぎると予報が出たので、りょうわ君と協議した結果とりあえず現地へ行くことに。しかし、りょうわ君は今回初登山、しかも台風で地盤などの不安があった。


台風10号の進路図(数字は日にち)



★勢力衰えず…

当日9日、9:00予報をチェックした後、家を出発してりょうわ君の家に向かった。どうも台風の速度は更に遅くなり、東京は風はあるがまだ雨は降っておらず、更に登れるのかと不安になった。10:00りょうわ君と合流して環7を南下、途中ドン・キホーテに寄り東名用賀ICに向かった。この頃から雨が降り始め雲行きが怪しくなってきたが、東名にのり横浜過ぎた辺りで晴れ間が見え、「お、これは進路がそれたか?」と甘い考え。厚木を過ぎた辺りでまた雲きが悪くなり、秦野中井まで来るともの凄い豪雨が降り、視界不良で減速することに。

17:00なんとか足柄PA到着し、夕食を食べて情報を収集することに。ちょうどニュースもやってて、どうやらまだ台風の中にいるようだった。17:30足柄PA出発し、御殿場ICで降り、富士スカイラインへ。この頃には雨も弱くなり、馬返しの辺りになると止んだが、しかし雲の中に入ったため視界が10m先ぐらいしか見えない濃霧になってしまう。幸いこの天候だから他に登下山客がなく、徐行して進んでいった。

富士スカイラインはちょうどマイカー規制中だったので、1488m地点にある水ヶ塚公園駐車場に止めた。ちょうど着いた時に「入山規制が解除されました」とアナウンスが流れ、登山準備にかかるが、いまだにかなりの濃霧、本当に登れるのかといまだ疑問だが、周りを見ると他の登山客もちらほら準備していた。準備も整え、19:30シャトルバスに乗り込み新5合目へ。



7合目付近から富士宮市を望む

★快晴

バスで向かっていくと急に雲が切れ、見渡すと満天の星空が!下を見下ろすとどこまでも続く雲海が広がっていた。バスは新5合目に到着し降りると結構寒く、もう一枚上から着込んで、準備運動をして20:00登山開始。

風は強いけど、空は澄み、雲海を見ながら順調に歩を進めていく。登山客もまばらで気持ちよく登れ、まめに休憩をはさみながら、2:50鳥居をくぐり山頂に到着。山頂はかなりの強風でとりあえず山小屋の前で風をよけようとしたが、しかし吹き荒れる強風に気温は4℃、体感温度は氷点下になっていたかと。寒さと疲れでウトウトとし、このまま寝たら死んでしまうと思った。

寒さに震えひたすら待ち、4:10少し東にある東安河原(賽ノ河原)へ向かう。火口のほうから強い風が吹き、バックを風除けにして再びひたすら待つ。空が青紫色になっていき、近くの雲が鷹や鳳凰のような形に変わって流れていく。次第に下界の雲海も晴れ、山中湖が姿を現した。

空も明るくなり、いよいよ雲の向こうからご来光が姿を現す。台風一過で空気が澄んで、とても素晴らしいご来光を拝むことが出来た。無理して強行して良かったと思えた瞬間だった。


山頂の御来光前、鷹の形のような雲


同じ雲が鳳凰の形みたいに変化していく


台風一過の御来光



★下山

日が昇り、神社の前の山小屋(山頂富士館)に戻ることに。ここは日が昇ると開くので、体を温めるためにカップラーメンを注文。山小屋を出るとすっかり暖かくなったけど、風はいまだに強く危険と判断し、あまりの寒さで体力と気力の消耗も重なり、今回も最高峰の登頂とお鉢廻りを断念。このまま下山することに。

下界を展望しながら順調に下るが、7合目過ぎるといつもの膝痛が再発。学生時代に痛めた左膝が痛み出し、だましだまし下っていく。6合目に到着し、宝永山荘のおかみさんに呼び止められ、ここでしいたけ茶をいただくことに。しかし、お腹も減ってきたので朝食を追加に注文。お腹もふくれ、少しおばちゃんと会話し出発。15分ほどで新5合目に到着。レストハウスでお土産を買った後、バスに乗り込み駐車場へ。10:00ごろ車に戻って富士スカイラインを下りていく。

今回は御殿場市にあるごてんば市温泉会館へ行くき、800円払いゆっくり休憩することに。1:30に出発、御殿場ICから東名高速へ。環8を通り、りょうわ君を送り帰路についた。



★3回目の富士登山を終えて

今回の富士登山ではホントに死にそうな寒さを体験した。次回からはスキーウェアかなにかを持っていき、防寒対策をしっかりしたいと思う。りょうわ君は来年また行きたいと言っていた。来年はどんな登山になるのだろうか…



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