富士登山日記
   5回目 2005年8月17日(水)〜18日(木)
    登山道:河口湖口登山道 下山道:河口湖口下山道 御来光:山頂・成就ヶ岳中腹

★焼印コレクション開始

5度目となる富士登山は焼印収集するため、初の試みとなる河口湖口・吉田口の登下山、山小屋の初利用。今回の登山はりょうわ君(3回目)と2人だった。7:00いつものようにe-天気ネットでチェックした後出発、8:00前りょうわ君と合流。山手通り・甲州街道を通り、永福ランプから首都高・中央道へ。石川PAで朝食をとり、9:50河口湖ICに到着。雲が多く、富士山中腹にも雲がかかっていた。

10:00まずは限定の焼印が押してある金剛杖を買いに、「あっぱれ!富士登山」でチェックしたとおり河口湖駅に向かうことに。平井売店を発見したのでロータリー横にある店の駐車場に止めようとしたら、駐車場入口のとこにあるエビス屋で金剛杖を発見。とりあえず、平井売店・わたなべ売店で金剛杖を購入。そしてエビス屋に行き絵柄が違うのを確認し購入。

食料と飲料水を買うために立ち寄ったセブンイレブンにも金剛杖が。絵柄見ると「富士山 五合目」とそれぞれ長方形の枠の中に押されている物だった。山頂でも1本購入予定なので今回は見送ることに。富士スバルラインへ向かう道沿いにあるみやげ物や2軒にも金剛杖を発見。セブンイレブンとおなじ絵柄なので見送ることに。

スバルラインはマイカー規制中なので近くにある北麓公園駐車場に車を止め、シャトルバスで河口湖口5合目へ。移動中、雨が降りだし決行するか中止するか迷う。

11:20河口湖口5合目(2305m)に到着、雨は弱まったがまだ降っていた。とりあえず焼印を探すことに。降りてすぐの雲上閣でオリジナル金剛杖を発見、スカイパレス富士にも金剛杖があったが焼印はやってなく、金剛杖を買わないといけないので見送りに。

情報どおりこみたけ売店で焼印を押してもらうため杖を1本預け、その間に小御岳茶屋に行き焼印を押してもらう。しかし、濡れた杖を押したために焼印が壊れたらしく、今年はもうやってないと幸先悪いスタート。その分のスペースを空けて次回押すことに。その他の売店で売ってる金剛杖はセブンイレブンで売っていたのと同じのだった。

天候は霧雨で、「とりあえず行ける所まで行こう」と同意し、こみたけ売店で杖を受け取り、12:00ちょうど登山開始。



6合目付近・次第に晴れてくる

★吉田口へ

まずは平らな登山道を進むと少し下っていく。しばらく歩くと泉ヶ滝の分岐点にたどり着き、右の登りは山頂に向かう河口湖口で、左は吉田口5合目に行く下り坂だった。ここは焼印を集めるために、左の吉田口へ下っていく。

雨も上がり、雲が切れ始めて山中湖が見えてきた。景色を眺めながら、12:25に吉田口5合目の佐藤小屋に到着。早速、焼印を押してもらうことに。5分ほど待ち押してもらって、次の6合目の小屋に移動だけど、すぐ上に小屋が見えた。ちょっと階段登るだけですぐに星観荘にたどり着く。焼印を押してもらって、しばし会話したあと12:40出発。

先に進み経ヶ岳に着くが、ここの山小屋は休業中で、日蓮上人の像の前を通り先へ進む。この先の吉田口は道幅が狭く、人ひとりふたりが歩く程度の幅で木に覆われていた。登山客も少なく、今回すれ違ったのは1人だけだった。途中潰れた小屋を通り過ぎ、河口湖口との合流点(2390m)に13:20に到着。安全指導センターで簡易マップを貰って、13:30再び登山開始。



★今後の富士登山

初めて登る河口湖口・吉田口登山道の印象は、7合目までは道幅が広く足場がしっかりして、非常に登りやすかったこと、そしてけっこうツアー客が多かったこと。

廃業となった穴小屋の前を通り、途中休憩を挟みながら7合目の花小屋(2700m)に14:15到着。ここからは日の出館7合目トモエ館(2740m)、鎌岩館富士一館(2800m)、鳥居荘東洋館と連続して小屋が出現する。短いところは2分もかからない。この区間で一気に焼印は押され次第に見栄えがよくなっていく。

15:30東洋館を出発、順調に登っていく。非常に体が軽く、少し前に一回登るとこんなに楽に登れるのだと。だけど今後のことを考えてやっぱりスローペースで登ることに。16:00太子館(3100m)に到着、つづいて50m登り蓬莱館(3150m)に16:20到着、さらに50m上の白雲荘(3200m)に到着。それぞれの焼印を押してもらう。

そして、この次の元祖室(3250m)で、今後毎年富士山を登ろうと思った。ここの焼印は、昨年は御縁年で申の顔の焼印で、今年は酉(鶏)の焼印になっていた。主人に聞いてみると、「これから毎年干支を変えていきますよ」と言い、焼印コレクションを始めた私には、これは毎年登って押さなければと。更にご主人は『12子集めると・・・なにもないけどね』と笑って話していた。今後はこの元祖室を絡めたルート取りすることに。


山伏姿人たちとの一緒に



暮れていく8合5勺

★初の山小屋宿泊

8合目、本8合目と順調に焼印を押してもらい、金剛杖もずいぶんと埋まってきた。富士山ホテルで休憩していると、3本の金剛杖にびっしり焼印が埋まってるのが珍しいのか、いろんな人が見てくる。あるおばちゃんには写真を撮らせてほしいと頼まれた。

次第に日も沈み始めていき、そして18:30初めて山小屋宿泊となる8合5勺の御来光館に到着、焼印を押してもらってから荷物を寝床に置いてきた。夕刻の景色を撮り、19:00夕食のカレーを食べたが、これだけでは物足りずに、ラーメンを追加することに。

翌日2:00出発とし、20:00に就寝。しかし23:40ごろ、近くの人のうなり声で目を覚まし、それからずっと寝付けない。1:00ごろ表のトイレに出ると、すっかり雲もなくなりきれいな夜景が展望できた。この頃はまだ登山客のまばらだったが、1:30になると多くの登山客が動き始め、登山渋滞も始まりだした。

りょうわ君を起こし、登山準備を始めた。ここでりょうわ君は鏡を忘れてしまい、コンタクトレンズをなかなかつけることが出来ない。ここには鏡がまったく無かった。幸い、近くにきた人が鏡を持っており、それを借りて装着できた。すべての準備が終わり、2:00ちょうど再び登山開始。登山渋滞はずっと山頂まで続いていた。



★山頂

登山渋滞は自分のペースとバッチリあい、休憩をほとんど挟まずに山頂まで登った。休憩を挟むと再び合流するのが困難ということもあった。3:50、山頂・久須志神社到着。この頃は風が強いが、雲は少ない。

早速、焼印と限定金剛杖を買いに、東京屋山口屋へ行く。途中の扇屋で金剛杖を発見、これも購入。東京屋でも購入し、山口屋に焼印を押しに向かうが、ここでは神社で刻印が打っていないと押してもらえなかった。久須志神社が開くまで、山口屋別館で飲み物を買って暖をとる。やがて神社も開いたので、下から持ってきた3本の金剛杖に刻印を打ってもらい、六根清浄の木札を3枚いただく。そして早速山口屋で焼印を押してもらった。

空もずいぶん明るくなり、御来光の時間が近づいてきたが、かなりの強風が吹き、砂礫が飛んで顔に当たりかなり痛かった。ただ立っているだけでも吹き飛ばされそうなほどの風で、大日岳中腹で待機していると、火口のほうから雲が流れてくる。日の出の時刻になったが、雲がかかり、たまに御来光が隙間から顔を出した。

とりあえず、山小屋に戻って朝食をとり、ここでしばらく様子みたが、相変わらずの強風で今回もお鉢廻りは断念し、6:30下山開始。


急激に変化する雲の中からの御来光


急激に変化する雲の中からの御来光A


下山途中にみた見事な雲海

河口湖口・吉田口下山道はブルドーザー道で、傾斜はあったが非常に下りやすかった。5本も杖があると邪魔だから135cmの杖はリュックに突き刺す。御殿場の方で雷の音が・・・りょうわ君は避雷針になるねと冗談を言っていた(それからはこの杖は避雷針と呼ぶことに)。こちらの方は天気は悪くなかったので、刺したまま下に下っていく。

下山していると上から「危ない、落石だ〜」と声が。上を見ると頭半分位の石が転がってきた。こっちには転がってこなかったが、どんどん下に転がっていくので下の方にも注意を呼びかける。

下山を続け元祖室に立ち寄り、東京屋で買った杖に酉の焼き印を押してもらう。いよいよ干支シリーズがスタート。 下山道を下っていくと落石シェルターがあるので通ろうとしたら避雷針がつっかえて通れなかった。6合目を過ぎ、登る人とすれ違いになり、結構避雷針のことを見ていた。

11:00に5合目到着、小御嶽神社でお礼参りし刻印を打ってもらうことに。そしてバスで下り、車で北口本宮でお礼参りして刻印を打ってもらう。 その後、下吉田の小室浅間神社と河口湖畔にある冨士御室浅間神社に行くが、刻印はなかった(冨士御室浅間神社の方は宮司不在でした)。そして温泉につかり、東京に戻った。



★5回目の富士登山を終えて

今後毎年登ることを考えると、やはり下山時のひざの痛みを何とかしないと思う。とりあえず靴やサポーターを購入して、近場の山にまめに登りに行くことに。


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