富士登山日記

    12回目 2008年8月2日(土)〜3日(日)
    登山道:精進口登山道→河口湖口登山道<夜間登山> 下山道:河口湖口下山道 御来光ポイント:河口湖口7合目・富士一館下

★樹海の中の登山道

12回目となる富士登山は、麓から登山第4弾として精進口登山道を登ってきた。今回もバディはりょうわ君との2人で行ってきた。

日付が変わった0:50にりょうわ君と合流し、中央高速に乗って富士吉田に向かう。途中にコンビニに寄り、3:00ごろ河口湖駅前の有料駐車場に車を停め、車内で就寝。

朝8:00ごろに目が覚めて、少し表をぶらぶらとした。朝食を済ませ、準備を整えて、9:40始発のバスに乗るためターミナルに向かう。出発の時刻になってもバスは来ず、5分遅れてやってきた。途中、鳴沢でダンプがガス欠で立ち往生していて、そのせいで渋滞をしてて、10:01到着のはずが10:20に赤池バス停に到着。登山道口に向かい、10:35登山開始(913m)。


精進口登山道始点にて

イメージ的に青木ヶ原樹海といえば薄気味悪く、登山道も荒れているのかと思いきや、道幅も広く、それなりに整備されて、歩きやすかったことが特徴的だっ た。しばらく歩いていると、前方から2台の車がやってきた。どうやらパトロールの車らしく、挨拶を交わしてすれ違っていった。11:54県道富士宮鳴沢線に到着し、ここで休憩を取る(1104m・4.82km地点)。

12:10出発しようとしたら、前方から子供達と引率の方がやってきた。ヘルメットを被っていたので、富士風穴にでも入っていたのだろう。ゲートの横を通り、12:21富士風穴入口に到着(1113m・5.35km地点)。風穴の上まで行ったが、ヘルメットを持っていなかったので、そのまま登山道に引き返した。


樹海の中を進む


県道富士宮鳴沢線


富士風穴

13:29舗装路に到着し、ここで休憩することに(1359m・8.92km地点)。先ほどの県道とは対照的に、こちらは車の往来はなく、ツーリングのバイクが1台通り過ぎただけだった。ここで弁当を食べていると、残りの水が1本半となり、微妙になっていることに気づく。13:50出発し、少し入った所の 右手に広場があったので覗いてみたら、ドラム缶の破片などが転がっていたので、位置的にもここが1合目の跡だったのだろうと推測。

登山道にはスズタケが目立ってきて、倒木も増えてきた。ふと、この光景に少し村山口登山道を思い出した。14:33、舗装路を越えて2合目に 到着すると(1535m・10.90km地点)、1人先客が休憩していた。ブライアンさんという方で、2回目の富士登山で精進口を登っているそうだ(初め ての富士登山が雪中行軍というから驚き)。この辺で売店がないかと尋ねられ、どうやらブライアンさんも水分が残り少なかったようだ。その後も色々と雑談を し、一緒に行こうということになった。


次第に倒木が多くなってきた


2合目・山小屋跡


2合目・厩舎跡

14:54、3人で2合目を出発をした。道は歩きやすかったが、倒木が多くなってきた。15:23富士スバルラインの下をくぐり、3合目バス停留所に到着(1700m・12.58km地点)。5分ほど小休止していると、次から次へと登山バスがやってきて、「こんな所を登ってる」というような乗っている人たちの注目の的になっていた。

15:30富士スバルラインを出発し、再び登山道に入っていく。3合目手前でふと後ろを見てみると、ブライアンさんが脇に座り込んでいた。先に行ってくれということなので、心配でしたが3合目に向かう。15:45、3合目に到着したが(1785m・13.26km地点)、やっぱりブライアンさんが心配だったので、りょうわ君がペットボトル1本とブドウ糖を届けに戻った。


富士スバルライン高架橋


3合目バス停留所


3合目で撮らえたヒガラのヒナ

16:08、ブライアンさんがあがってくることはなく、3合目を出発することにした。まだ、いざとなればバス停にエスケープできる所だと伝えてあるので、無理をせずに登ってほしいと思う。17:10、4合目・山小屋跡に到着(2060m・15.66km地点)。このあとの予定のこともあり、休憩せずに登り始める。そして17:57、森を抜けて5合目駐車場に到着した(2290m・17.42km地点)。


4合目・山小屋跡


もう少しで5合目駐車場


5合目到着

18:15臨時の登山バスに乗り、河口湖駅に向かう。19:00河口湖駅に到着、車に乗って温泉に向かう。すぐに5合目駐車場に向かわないと、下の方に駐車することになると思ったので、かるく汗を流して、コンビニで明日の食料を購入。すきやで夕食を食べた後、スバルラインを通って5合目に向かう。21:00ごろ、5合目1km手前で止められて、結局満車という事でここに駐車することになり、22:00仮眠した。

精進口登山道の所要時間:7時間17分
精進口登山道の歩行距離:17.42km
精進口登山道の移動速度:2.39km/h
精進口登山道の累積標高(+):1448m

精進口登山道の累積標高(-):60m



★満天の星空

翌1:30起床して、準備を整えて2:00に出発した。距離1km、標高差50mを歩いて、2:20河口湖口5合目に到着し、2:30登山開始(2305m・1.07km地点)。時間が時間だけに登山客はまばらで、ハイシーズンとは思えないほど快適に歩いていく。空は小さな星まで見える快晴で、6合目・穴小屋で休憩している時にライトを消して空を見上げると、なんともいえない程の星空が広がっていた。

4:10、7合目・花小屋に到着(2690m・3.95km地点)、ご来光までまだ時間もあるので休まずに移動。4:40、もうじき時刻だと思い、富士一館の下で御来光を待つことにした(2805m・4.33km地点)。4:50御来光を迎え、富士一館に登るとそこにはスパイダーマンがいた。御来光記念に一緒に撮りたいという登山客が多く、すごい大人気だった。


花小屋通過


夜明け前


4:50、御来光

日が昇った後は、途中の山小屋の前で何度か休憩を取りながら登り、9:229合目・迎久須志神社に到着(3560m・6.81km地点)。脇のブル道に避けて休憩していたら、疲れと暖かい日差しによって、いつの間にか2人とも居眠りしまう。気が付けば9:57になっていたのですぐに出発した。さすがに、最後の胸突き八丁は少し並んでいて、10:23山頂・久須志神社に到着した(3710m・7.22km地点)。


7合目・鳥居荘


青い空と広がる雲海


9合目で休憩



★ついに靴が・・・

いつも山口屋で食事を食べていたので、今回は場所を変えてみて東京屋にしてみた。食休みをはさみ、11:00下山を開始。本8合目を過ぎた所で、突然右足 の靴底のゴムが一気に剥がれてしまった(3340m・8.64km地点)。こういうときにガムテープを常備持っておけばよかったと少し後悔。もうここまで 剥がれてしまったらどうしようもなかったので、かろうじてくっ付いていた踵の部分も剥がして、スポンジの状態で歩くことにした。下山するまで穴が開かない ことを祈りながら、慎重に降りていった。


東京屋のハヤシライス


延々と続く九十九折


ここを過ぎればあと少し・・・

14:09何とか九十九折を下りきり、6合目安全指導センターに戻ってきた(2385m・12.61km地点)。スポンジも思っていたほど破損せず、14:505合目登山口に到着(2385m・12.61km地点)。5合目ロータリー〜奥庭駐車場の無料シャトルバスがあったのだが、結構混んでいたので歩いて車に戻る。15:30車に乗り(2253m・15.32km地点)、下のほうの駐車場で仮眠をし、東京に帰った。

河口湖口(登り)の所要時間:8時間23分
河口湖口(登り)の歩行距離:7.22km
河口湖口(登り)の移動速度:0.86km/h
河口湖口(登り)の累積標高(+):1523m

河口湖口(登り)の累積標高(-):67m

河口湖口の所要時間:13時間30分
河口湖口の歩行距離:15.32km
河口湖口の移動速度:1.13km/h
河口湖口の累積標高(+):1589m

河口湖口の累積標高(-):1589m

2日間の所要時間:20時間47分
2日間の歩行距離:32.74km
2日間の移動速度:1.58km/h
2日間の累積標高(+):3037m

2日間の累積標高(-):1649m



★12回目の富士登山を終えて

今回の登山で、2年間使っていた靴がついにお亡くなりになった。2006年の登山から使い始め、7回の富士登山(内4回は麓から)、甲州街道・谷村路、その他低山など総距離300kmほど歩いていれば、当然といえば当然の結果だと思う。安物でしたがそれなりに歩きやすく、これだけもったのだから十分満足のいくものだった。


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