富士登山日記

    14回目 2009年8月8日(土)〜9日(日)
    登山道:須山口登山歩道→富士宮口登山道<夜間登山> 下山道:御殿場口下山道→須山口ルート下山歩道 御来光ポイント:山頂・三島岳

■第1ステージ 南口下宮須山浅間神社(580m)〜富士宮口新6合目(2490m)
17.64km 2009年8月8日(土) 

14回目の富士登山は、須山口ルートから登ってきた。6時30分、登山口である南口下宮須山浅間神社(580m)に到着。登山安全祈願をして、6時35分に登山開始。始めは須山の集落を抜けて、7時00分須山配水場(637m・1.25km)の所から土の道に入っていく。坂をあがると草原に丸太小屋が建っていて、晴れていたらなかなか良い被写体になりそうだ。


須山浅間神社から登山開始


須山の集落を進む


草原の丸太小屋

7時05分、植林地帯に入っていく。今日は曇りだが、すでに朝から23℃を超えていて、植林地に入ったら少しは涼しくなる。7時32分、交通量の多い車道に出たので注意して横断し、反対側の日陰で5分ほど休憩。再び15分ほど植林地帯を歩くと、林道に出る。正面に牧場の敷地があり、敷地沿いに歩いて、8時00分忠ちゃん牧場(837m・3.67km)に到着。ここでソフトクリームでも買って食べたかったが、まだ時間が早いと思ったので先へ進む。


植林地帯に入っていく


車道を注意して横断


忠ちゃん牧場

雲はなくなり、きつい日差しが降り注ぐ。車道歩きで日陰はなく、気温が25℃を超える。8時18分、富士山資料館(890m・4.70km)の前を通過、駐車場の先にあるベンチで20分ほど休憩する。8時42分未舗装路に入り、木々が増えてきて、ようやく日差しから逃れられる。9時15分旧料金所跡の日陰で5分ほど休憩、再び登山道に入り、9時29分馬返し・弁当場(1012m・7.15km)に到着。ここで湧水を汲んで、頭からかぶって熱を冷ます。


きつい日差しで25℃を超える


未舗装路から林の中に入っていく


弁当場の湧水で冷却



沢沿いに進んでいくと、次第にガスってきて少し涼しくなる。10時10分、道が2手に分かれる。標識がないのでどっちが正しい道かわからない。とりあえず左のほうに行ってみると滑りやすい急坂があり、ロープを使って登るとすぐに涸れ沢に下る。その先で、おそらく先ほどの分岐から来る道が合流していた。10時24分、フジバラ平(1155m・9.13km)に到着。ここで15分ほど休憩する。


森に入るとガスってきた


急坂、足元注意!


フジバラ平に到着

10分ほど進むと、調整池の堤防に出る。野鳥が飛び交う土手の中段を進むと、涸れ沢の中に入る。しばらく行くと左手にゴルフ場のティーグランドがある。この先、登山道にOBしたボールがいくつも転がっている。歩いているときに、OBしないでほしいと願いながら進む。11時42分、水ヶ塚水源地(1420m・11.24km)に到着。荷物がおいてあり、小さなテントに人がいたので、野鳥の撮影でもしているのだろう。水源地を過ぎると、すぐに富士山スカイラインに出る。11時58分、1合目・水ヶ塚駐車場(1448m・11.81km)に到着する。ここの東屋で昼食をとる。


歩きやすい土手中段


水ヶ塚水源地


1合目・水ヶ塚駐車場で昼休み



12時39分、水ヶ塚を出発して森の中に入っていく。途中に休憩をはさみながら、14時18分森から抜けて、登り2合目・倒木地帯(1833m・14.63km)に出る。登り2合5勺・御殿庭下(1975m・15.23km)を過ぎると次第に傾斜がきつくなっていく。登り3合目には、なぜか村山修験者富士山修行場跡(2150m・15.91km)がある。村山口からはずいぶん離れているし、標高的に岩屋不動なのだろうか?


2合目の倒木地帯は村山口を思い出す


延々と急坂が続く


3合目に村山修験者修行場跡が

16時13分、登り3合5勺・御殿庭上(2263m・16.44km)を過ぎると森林限界になる。小石の急坂で登りにくい。16時30分、登り4合目・宝永第2火口(2352m・16.67km)に到着。5分ほど休憩し、火口の淵の尾根を登っていく。16時59分、登り4合5勺・御中道(2455m・17.15km)に到着して、御中道を西へ進む。


3合5勺・御殿庭上の森林限界


4合目、火口が大きく口を開けている


4合5勺・御中道に入る

17時11分、富士宮口新6合目(2490m・17.64km)に到着、予約してある雲海荘に向かう。夕飯にカレーとうどんを食べて、その後に15分ほど撮影をする。夜間登山の準備を整えて、18時00分就寝。


富士宮口新6合目に到着


夕飯にはカレーとうどんで満腹

須山口の所要時間:10時間36分
須山口の歩行距離:17.64km
須山口の移動速度:1.66km/h
須山口の累積標高(+):1967m

須山口の累積標高(-):51m



■第2ステージ 富士宮口新6合目(2490m)〜山頂・銀明水(3710m)
7.22km 2009年8月8日(土)〜9日(日) 

21時30分、予定の時間よりずいぶん早く目が覚めたので、夜景撮影をする。22時00分ごろ、登山準備が終わり新6合目を出発する。22時58分、新7合目・御来光山荘(2780m)で5分休憩。日付が変わり0時00分ちょうど、元祖7合目・山口山荘(3010m)に到着して、15分ほど休憩する。1時15分、8合目・池田館(3200m)に到着。

1時28分、8合目を出発。御殿場口の情報だと、連絡ルートは速やかに通過してくださいと書いてあるので、その通りに連絡ルートを通り抜ける。1時39分、御殿場口に入り、1時50分、7合9勺・赤岩八合館(3290m)を通過する。途中で休憩をはさみ、4時08分、山頂・銀明水(3710m)に到着。


新6合目からの夜景


新7合目・御来光山荘


山頂・三島岳

今回の御来光ポイントを三島岳に決めて、奥宮のほうに移動する。三島岳の麓には、この時期には珍しいこのしろ池が出現していた。4時44分、三島岳山頂(3740m)に到着して御来光を待つ。東の天気はあいにくの曇り、雲の隙間からと一縷の望みに賭けるが、残念ながら望み叶わずに下に降りる。奥宮で刺繍入りの御朱印帳を購入して、5時45分下山開始する。


残念ながら雲で御来光が見れず


珍しく「このしろ池」が出現していた

富士宮口の所要時間:6時間08分
富士宮口の歩行距離:4.89km
富士宮口の移動速度:0.80km/h
富士宮口の累積標高(+):1285m

富士宮口の累積標高(-):31m



■第3ステージ 山頂・富士浅間大社奥宮(3715m)〜1合目・水ヶ塚駐車場(1448m)
10.55km 2009年8月9日(日) 

下山始めようとしたときに、ようやく雲の隙間から太陽がでてくる。7時11分、7合9勺・赤岩八合館(3290m)に到着し、ここで朝食にカレーを食べる。7時32分、赤岩八合館を出発する。8時00分ちょうど、7合目・日の出館(3030m)に到着、30分ぐらい休憩する。8時36分大砂走りに突入し、快適に下っていく。9時22分、下り旧2合8勺・須山口下山歩道分岐(2085m)に到着。


下山始める頃にやっと太陽が出てきた


大砂走りを下っていく


非難小屋から須山口下山歩道に

ここからは踏み跡もなく、目印になるものもないので双子山との谷間に向かって歩いていく。石にペンキが塗ってある目印が出てくるが、次第にあたりに雲が出てきて目標の双子山が見えなくなる。しばらくいくと目印の柱が現れ、9時40分、下り2合5勺(1950m)の標識の前を通過する。9時57分、下り2合目・四辻(1810m)を通過し、その下で林の中に入っていく。


踏み跡無き道を進む


富士山と双子山との谷間に向かう


雲が出てきて視界不良に

10時14分、幕岩の上の砂沢(1685m・2.08km)で登山客と会い、しばし会話をする。下山歩道ですれ違ったのはこの人たちだけだった。下り1合5勺・あざみ塚遊歩道分岐(1615m)を過ぎると、次第に膝が痛み出してきてペースが落ちる。10時53分、下り1合目・須山御胎内分岐(1455m)に到着、膝が痛いので須山御胎内よらずに下山歩道に向かう。ここからは水平の蛇行する道を進み、登山歩道合流点に出る。11時26分、1合目・水ヶ塚駐車場(1448m)に到着し、タクシーに乗って車に向かう。


幕岩の上で登山客とすれ違う

登山歩道と合流、駐車場まであと一歩

須山口(下り)の所要時間:4時間15分
須山口(下り)の歩行距離:10.55km
須山口(下り)の移動速度:2.48m/h
須山口(下り)の累積標高(+):40m

須山口(下り)の累積標高(-):2310m

2日間の所要時間:20時間59分
2日間の歩行距離:33.08km
2日間の移動速度:1.58km/h
2日間の累積標高(+):3282m

2日間の累積標高(-):2392m



★14回目の富士登山を終えて

今回須山口を登ったことで、判明している残る麓からのルートは御殿場口と表口となった。どちらも長丁場なだけに、今後はどのように登っていこうか悩みどころである。とりあえず、次回の登山では干支の焼印目当てで、久しぶりに5合目からの登山を計画中。



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