今回は富士登山駅伝の観戦のために御殿場口へ向かったが、仕事のスケジュールの都合上、山頂まで向かう時間は取れなかったので、大砂走りの中継点のある旧2合8勺で折り返すことにした。
深夜に車を走らせて、深夜2:00頃御殿場口新5合目駐車場に到着。仮眠をとって、5:45に起床する。朝食をとり、準備を整えて、6:17御殿場口新5合目を出発(852hpa・23.2℃)。
天気は快晴、強い日差しを浴びながら登ること14分、6:31、5合目大石茶屋に到着。新しい焼き印はなかったのでそのまま通過。 |
御殿場口新5合目 |
5合目・大石茶屋 |
双子山と昼月 |
何もない砂礫の傾斜をただ進むこと1時間半、7:57、旧2合5勺次郎坊小屋跡に到着(807hpa・30.0℃)。麓ではそろそろ駅伝のスタートが切られようとしていた。
4ルートの中でも人気の少ない御殿場口だが、それなりに登山客はいた。所々に自衛隊隊員が立っており、これから始まる駅伝の警備にあたっているようだ。上を見てみると、旧2合8勺の避難小屋周辺には多くの人が集まっていた。
20分ほど休憩をして、再び歩き出す。8:49、目的地の旧2合8勺に到着。この頃から雲が出始めてきた。待つこと30分、次第に下から歓声が上がってきて、選手が視認できるようになった。9:24、先頭の地元である滝ヶ原自衛隊の選手が登ってきて、5区の選手にたすきを受け渡す。 |
旧2合5勺・次郎坊小屋跡 |
旧2合8勺、多くの大会関係者が集まっていた |
先頭の滝ヶ原自衛隊がたすきを繋げる |
すぐに後続も登ってきて、たすきを渡して次々と力尽きていく。皆、必死の形相で限界ギリギリで駆け上がる。10:00を回るころになると、あらかたの選手はたすきを渡し終え、次第に落ち着き始める。 |
必死の形相で力強く登ってくる選手たち |
一人でも多く前へ |
たすきを渡して力尽きる |
11:02、7区の先頭が旧2合8勺中継点に下ってきた。先頭は入れ替わって北海道の留萌自衛隊に変わっていて、13秒遅れで滝ヶ原自衛隊がやってきた。顔は黒く汚れ、途中何処かで転倒してしまったのか。
次々と選手が下ってくる中、たすきを渡した直後に勢いが止まらずに大転倒する選手が続出。中には出血している選手もいた。ひっきりなしに選手が下ってくるから、待機している自衛隊員はすぐに選手を安全な所へ運び出して治療をする。 |
転倒の跡が残る滝ヶ原自衛隊 |
受け渡し後大転倒する選手が続出 |
転倒した選手に駆け寄る自衛隊 |
出血する選手も |
渡し切れずに転倒 |
首をやってしまったのか包帯で固定される |
12:17、下山を開始する。後続で降りてくる選手に声援を送りながら、12:45、大石茶屋を通過。12:53、新5合目駐車場に到着し、通行規制が解除されているのを確認して麓に降りた。御殿場市内で昼食をとり、帰路に着いた。 |
受け取った選手も全力で下っていく
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次第に雲も薄くなってきた
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新5合目の鳥居を通過する選手
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