■富士宮口ルートの概要
富士宮口ルートは、富士宮市にある『富士山本宮浅間大社』を起点とし、終点は山頂の『富士山本宮浅間大社奥宮』です。平成18年(2006年)には御鎮座1200年を迎えました。
富士宮口は、他にも表富士宮口・表口・大宮口・三島口とも呼ばれていました。三島口は三島駅が起点だったと思われます。
昔は村山口ルートや大宮口新道(カケスバタ口ルート)を経て新5合目や新6合目に向かいましたが、昭和45年(1970年)富士スカイラインの開通により車で新5合目(2400m)まで行くことができ、現在では富士宮口新5合目から山頂・本宮浅間大社・奥宮まで富士宮口と呼ぶことが一般的です。 |
富士山本宮浅間大社 |
富士宮口新5合目からの眺望 |
山頂・富士山本宮浅間大社奥宮 |
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■富士宮口ルートへのアクセス方法■
身延線:富士宮駅→富士急行バス:約1時間30分
JR東海道新幹線:三島駅→富士急行バス:約2時間
JR東海道新幹線:新富士駅→富士急行バス:約2時間15分
東名高速道路:富士IC→富士スカイライン経由:約45km
東名高速道路:御殿場IC→富士スカイライン経由:約36km
新5合目駐車場:500台(無料)
※注意
7月10日〜9月10日ごろの2ヶ月間はマイカー規制が行われます。この時期は水ヶ塚駐車場(無料)に駐車して、シャトルバス(有料)で新5合目に行くことになります。
また、御殿場口新5合目〜水ヶ塚駐車場のシャトルバスも出ているので、大砂走り経由でも戻ることができます(2013年版)。富士急バスで運行状況を確認してください。 |
新5合目駐車場 |
水ヶ塚駐車場 |
水ヶ塚駐車場のバスターミナル |
■富士宮口ルート解説
富士宮口ルートは、標高2400mから山頂まで標高差約1300m、約5kmの道程を歩きます。登山道は砂礫と岩場の急斜を直線的に登っていきます。
距離も短く、山頂も近いことから初心者向けの登山道といえます。登山道の標識は青色で表示されています。 |
★長所
・富士山の登山道の中で、一番標高の高い2400m地点まで車で行くことが出来る。
・距離も短く、日帰り向き。
・太平洋が一望できる。
・山頂から剣ヶ峰へのアクセスが一番近い。
★短所
・登山道と下山道が一緒のため、岩場や山頂付近では通りにくいことも。
・直線的に急登坂を登るため高山病に注意。
・樹林帯がまったく無いので強い日差しに注意。
・駐車場が道路の両脇に斜めに停めているので、歩行時には注意を。
・尾根沿いからしか御来光が出てこない。 |
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