村山口ルート

    
難度:★★★★
※注意事項(必ず読んで下さい)

・ここに記載されている村山口ルートの情報は、一部を除き2006年8月のものなので、現在の登山道情報と若干内容と異なる個所があるかもしれません。
迷い易い場所のある所なので、初心者や登山経験の少ない人の登山はやめましょう

■村山口ルートの概要

村山口
ルートは、元村山にある村山浅間神社から富士宮口新6合目(旧4合目)を経て、現在の富士宮口を通り、山頂までを結ぶ登山道で、大宮口表口旧表口などとも呼ばれていました。

古くは平安時代末期に開かれ、末代が修行の場としてこの村山を選び、久安5年(1149年)に大日寺(現在の浅間大社奥宮)を山頂に建立し、数百回も山岳修行を繰り返して富士修験の礎を築きました。そして、山中の寺で即身仏となって富士山を守護したと言われています。鎌倉時代になると、末代の流れを汲む頼尊が富士行を創始し、山伏修験が定着されていきました。

室町時代に入ると、修行する道者も多くなり道者坊が作られ、村山三坊と呼ばれる大鏡坊・辻之坊・池西坊が村山修験の中心となりました。天文21年(1552年)には今川義元村山三坊に社領を与え神聖なる地と認め、東西に見附を設けて山中の取締り強化をしました。


登山口・村山浅間神社


外国初登山者:ラザフォード・オールコック

初の外国人登山者であるイギリス公使:ラザフォード・オールコックも、万延元年(1860年)ここから登っています。しかし、明治維新の廃仏毀釈や、明治39年(1906年)に大宮口新道(カケスバタ口ルート)が開かれたため衰退し廃道に至りました。

その後、平成3年(1991年)に富士宮市が50周年記念事業の『富士山村山口登山道の復活』の一環として2年かけて調査が入りましたが、平成8年(1996年)の台風17号の襲来で広範囲に風損して通行不能となり、再び草むらや薮に埋もれてしまいました。

しかし、平成15年(2003年)畠堀操八さんらの手によって2年がかりで整備をし、平成17年(2005年)100年ぶりに復活することになりました。この活動についての詳しい内容は『富士山・村山口登山道復活への道』をご覧ください。現在は地元の人たちが石畳や登山標識の設置、草刈りなど登山道の保存に取り組んでいます。

毎年7月1日の山開きには、村山浅間神社で富士山入山式・護摩焚き神事を行っています。



■村山口ルートへのアクセス方法

身延線富士宮駅→タクシー:約20分
水ヶ塚駐車場からタクシーで約5000円でした。

※注意

村山浅間神社の前に駐車場はありますが、村山浅間神社参拝者専用駐車場です。登山者の駐車はやめましょう。


■村山口ルート解説

村山登山道は、標高500mから2500mまでの標高差2000m、約14kmの道程で林道の中を通ります。

目印として500枚の赤い布をつけてあります。倒木地帯から他のマーキングもついてあります。2006年末には地元の方々が、村山浅間神社から天照教社まで20本ほどの道標を立てたそうです(撤去されています)。2014年、MaxJ05様の情報でラミネート加工された案内が設置されていたそうです。

新6合目まで、時間にして10時間は山小屋など売店・トイレはありませんので、準備を怠らないよう気をつけてください。こちらもMaxJ05様の情報で、富士山麓山の村に自販機があり、トイレも管理棟に連絡すれば貸していただけるようです

登ってみた感想として、けっこう光景が結構変わり、なかなか面白い登山道でした。ただ、夏場は草が伸びやすく道を間違いやすくなるので注意して進むことが大切です。また、道幅が狭く、草などに露が滴っているのでズボンとかがすぐにびしょびしょになってしまうので、防水加工しているズボンやスパッツをつけることをお勧めします。

ルートMAP@

ルートMAPA

ルートMAPB

ルートMAPC

ルートMAPD

所要時間

ルート断面図

ルートMAPE

村山口ルート解説

ルートMAPF



●標高別特徴


富士根本宮 村山浅間神社(490m)〜五辻(640m)
舗装された道や砂利道で、幅も広く非常に歩きやすい植林地の中を進みます。途中てチェーンがあるので跨いでいきます。

五辻(640m)〜富士山麓線・天照教社(1000m)
狭い沢の中を歩いていきます。草むらで生い茂っていて道がわかりずらくなり、露でズボンや靴がびしょびしょになります。くもの巣も多いので先頭歩いている人は注意を。

富士山麓線・天照教社(1000m)〜中宮八幡堂(1260m)
背丈以上のスズタケが生い茂っている中を進みます。道自体は歩きやすいですが、途中分岐点やオリエンテーリング道で間違えないように注意。

中宮八幡堂(1260m)〜倒木地帯(1820m)
コケが生い茂っていて、緑の絨毯が当たり一面に広がっています。溶岩流が多く、ごつごつして歩きにくくなっています。スカイラインの間は道が分かりにくくなります。溶岩流を抜けると再びスズタケの中を歩き、傾斜の角度がきつくなっていきます。

倒木地帯(1820m)〜横渡(2000m)
1996年の風害によりあたり一面の木がなぎ倒されて、テンニン草やヒヨドリ花が群生し多くの蝶が乱舞しています。倒木により道が分かりづらい部分があります。

横渡(2000m)〜森林限界(2400m)
狭い急斜面を登っていきます。建物跡と思われる広場が多数あります。

森林限界(2400m)〜第四層・富士宮口新6合目(2490m)
木がなくなり、広く歩きにくいガレ場を直登していきます。



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