村山口ルート

    ルート解説@ 村山浅間神社〜中宮八幡堂

◆起点・村山浅間神社(490m)

村山口ルートの起点は、標高490mの所にある富士根本宮村山浅間神社です。近くに富士根という地名がありますが、ここは「富士 根本宮」と分けて<ふじこんぽんぐう>と読みます。毎年、7月1日に『富士山入山式・護摩焚き神事』、9月第1日曜日に『閉山』を行っています。

世界遺産登録後は、毎週土日にはボランティアのガイドさんが常駐しており、お守りや御朱印や金剛杖などの授与もしています。


富士根本宮村山浅間神社


村山浅間神社・拝殿(490m)


境内の中央にある大日堂

村山浅間神社・拝殿(490m)から西に向かうと『富士山』があります。道坂を横断して、駐車場の北側に村山口ルートの登山口があります。入口の左側には『富士山 村山口』があり、石畳の上を歩いていきます。昔はここに大木戸があり、道者から山役銭を徴収して登山手形を交付していました。

この石畳では『一石運動』をやっていて、村山浅間神社のそばにある山本商店で一口1000円で受け付けています。ここには村山口の焼印4つ押された限定金剛杖も販売しています。


拝殿から登山口に向かう


石碑『富士山』と六道坂


村山口登山道口(496m)



六道坂から望む富士山

◆村山浅間神社〜札打場(830m)

石畳を進むと200mほどで再び六道坂に出てしまいます。500mほど進むと再び石畳に入ります。しかし2006年2月に石畳の敷設始まったばかりで、私が行った時には夏草に覆われて道が分かりにくくなったので、そのまま六道坂を進みました。

六道坂を登ると四辻(575m)の交差点にでます。ここに『村山口登山道案内図』があり、正面の道に入っていきます。最後の民家の鯛津さんの家を過ぎると砂利道に変わっていきます。進んでいくと分岐点があり、この左正面に『馬頭観世音』があり、正面は赤い鎖がかけられ関係者以外立入禁止と書かれています。

村山登山道はこの鎖を越えて登っていきます。畠堀さんの本にも出てますが、この辺りは御殿場市財産区の所有林なっています。財産区の所有権か、古来の登山道を通過する登山者の権利が保護されるか、法律的問題は分かりませんが迂回路がない以上通らせていただくしかありません。


六道坂途中の石畳入口(545m)


四辻(575m)


馬頭観世音(600m)

砂利の林道を歩いていくと五辻(640m)と呼ばれる広場に出ます。歩きやすかった道もここで終わり、いよいよ本格的な登山道になって行きます。

正面の壁にぶつかり左を向くと、草の中に溝の道があるのでその中を通ります。送電線の下を通り、石にコケが生え、倒木もある植林地の中を通っていきます。次第に石はなくなり歩きやすくなり、五辻から30分ほどで林道の富士裾野線(740m)にでます。ここに『富士山表口村山登山道』と標柱が立っています。


五辻(638m)


植林地帯の村山口登山道


富士裾野線(740m)

林道から10分ほどで沢路が分岐(760m)していますので左に向かいます。沢路を歩いていくと分岐(780m)になっており正面に倒木があり、右に沢から出て植林地の中を歩いていくようになります。この辺りには人工的な平地がいくつかあり、木札を打ちつけた発心門という場所があったそうです。

進んでいくと十字路のように分岐(790m)します。正面が沢のようで、左が急斜面になっています。場合によっては見にくいですが、右に赤いマーキングがあるので右折します。きれいに並んでいる植林地の中を通って、アスファルトの北井久保林道(810m)に交差します。

正面の標柱に『村山登山道』と書いてあり、その脇から入ろうとするといきなり分岐があります。右の広い道ではなく、左の沢路へ入っていきます。ブルドーザー道の交差を直進して、少し登れば正面にしめ縄が張ってある大きなケヤキが見えます。この木の広場が札打場(830m)で、発心門が無くなった後はこのケヤキに札打ちしてました。

札打場(830m)


沢路との分岐(780m)


北井久保林道(810m)


◆札打場〜中宮八幡堂(1260m)

札打場から、再び沢の窪みに入り登っていきます、しばらくすると右からコンクリート林道の終点(870m)とぶつかるので、ここを左に進路を取ります。この先に分岐があるので右に進路をとります。左右にうねるように登っていくと、沢筋(920m)にぶつかりますので右に上って行きます。この後、幾度か林道と交差しするので、赤いマーキングの通り登っていきます。

次第に道幅が広くなり歩きやすくなっていき、右手に天照教社の建物が見えてきます。溝の中を通っていくと、正面に古びた橋が横切っているので左側の方に上がって、溝沿いに歩いていくと急坂を登って富士山麓線(1000m)に出ます。出てきた所から天照教社の正門の方に少し向かうと、道路の向こう側に左・『天照教奥ノ院参道』と右・オリエンテーリング道に分かれているところがあります。村山口登山道は右側のオリエンテーリングコースの方へ向かいます。


コンクリート林道終着地点(870m)


天照教社下の幅の広い溝路(970m)


富士山麓線(1000m)


天照教社正門前の奥ノ院との分岐点


Y字の分岐(1025m)

入ってすぐにオリエンテーリング標識『48/G』があります。150mほど歩くと木を挟んでY字(1025m)に分かれています。右はオリエンテーリングコースで標識『??/D』があり、登山道は左に進みます。

120m進むと桜の倒木があり、十字路になっています。この倒木の手前で右への道がありますが、以前に倒木を避けるために作られた巻き道で、現在倒木は伐採されているので直進することができます。

倒木の先に十字路(1035m)があり、右は先ほどの巻き道で、左はオリエンテーリングコースで変電施設の前に出ます。登山道は直進して、溶岩流で足元が悪くなる所で右上に上がり、左にカーブをしていくと『林班界標210/171』という標識が立っている吉原林道(1055m)に出ます。


桜の倒木の先の十字路(1035m)


吉原林道・出口(1055m)


吉原林道

出た所から右斜めの所に、背丈ほどのスズタケの間に入る溝路があり進んでいくと吊り橋とその下にパイプ管(1063m)が横切っています。その少し手前に左上に登る所(赤い道筋)があり、登った所で右に曲がり、吊り橋の前を通って正面の凹凸の激しい溶岩流地帯を登っていきます。溶岩流地帯が終わると、右から来る道がありますがここは直進します。進んでいくと村道に出て、目の前に緑陰広場(1080m)が広がります。


吊り橋手前の分岐点下(1063m)


吊り橋手前の分岐点上(1065m)


吊り橋と観鳥小屋

また吊り橋の下(緑の道筋)を進んでいくと、溝路は行き止まり(1070m)になります。正面の木の根っこを使うか、右の斜面を使い上に上がり、左方向に進むとすぐに左の方から溶岩流地帯からの道と合流するので、右に曲がって緑陰広場に向かいます。


デコボコした溶岩流地帯(1070m)


別ルートの溝路の行き止まり(1070m)


緑陰広場(1080m)

MaxJ05様の情報によると、この緑陰広場のある富士山麓山の村で自販機があり、トイレも借りることができるそうです。緑陰広場手前にある道を西のほうに行くと管理棟があり、そこに自販機があるそうです。トイレもそこで許可を得て借りてください。

緑陰広場の右奥の方に壊れかけの百葉箱があり(現在はなくなっていますので広場に入ったら右手の沢沿いに進んでください)、その手前右側に日沢を下りて渡り、標柱『村山口富士山登山道』の横を通りスズタケの間を進んでいきます。

右手に生活棟2棟を見て、北東方向に進んでいきます。オリエンテーリング道を横切り、更に進むとオリエンテーリング標識『30/C』が真ん中に立っています。しばらくスズタケの間を進むと、左の開けた所に『馬頭観世』(1130m)があります。

ルートを元に戻し、人1人分の幅しかないスズタケの間を進み、倒木の下を潜りぬけていくと、20分ほどで砂利の大淵林道(1215m)に出ます。向かいには壊れかけてますが標識『中宮八幡堂へ20分』があります。


管理棟への案内板


緑陰広場の百葉箱前から登山道に入る


富士山麓山の村の宿泊棟


馬頭観世音(1130m)

道に入るとすぐに左に折れ、日沢を渡り右に大きくカーブして、日沢に平行して進むと開けた場所に出ます。ここが中宮八幡堂<ちゅうぐうはちまんどう>(1260m)で、手前の木には札打木があり、奥の石垣の上にはコンクリート製の社殿と『石塔と首なし地蔵』があります。

昔は茅葺き小屋の社殿や馬をつなぐ駒立小屋、金剛杖を売っていた杖小屋があったそうですが、登山道の衰退と共に倒壊しました。また女性の登山はここまでしか登れない時期もありました。


時折ある倒木をくぐっていく


大淵林道(1215m)


中宮八幡堂(1260m)



●ちょっと寄道『石清水』

社殿に向かって右側方を奥に向かうと(緑の道筋)、左側に炭焼き小屋跡があり、その先に日沢に下る急坂があるので、ロープを使って降りて左岸に渡っていきます。少し登った足元に『八大龍王と水神祠』があります。その左に井戸跡らしき石組み窪地があり、おそらく岩清水ではないかと推測します。

札打場から中宮八幡堂の間に横根浅間という堂があったそうですが、現在はまだ所在がわかっていません。また中宮八幡堂から北に向かい、高八太郎房に向かう道もあったそうです。


岩清水に向かう日沢


水神祠


八大龍王


村山口ルート解説A



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