すぐ近くの商店に入って尋ねたら、地図はやっぱり無いという答えでした。しかし、いま村山浅間神社に以前同じように田子の浦から村山登山道を使って登頂した人がいると聞き、早速向かいました。この日は閉山祭りがあり、護摩焚きを終えた後の食事会の最中でした。そこで畠堀さんに出会い、自分がGPSで製作した地図があるから分けてくれると言いました。更には村山口登山道について色々教えていただきました。
道に迷わないように500枚の赤い布を要所につけている事や、村山に宿を作ろうとしている事(2005年9月現在、村山に宿はありません)、山岳雑誌の編集者を連れてまた村山登山道を登ることなど教えてくれました。2006年末には地元の方々が、村山浅間神社から天照教社まで20本の道しるべを立てたそうです。
9月9日、仕事から帰宅するとメール便が届いてました。開けてみると、田子の浦から山頂までの写真付GPS地図や、新聞の記事、村山古道復活の成り立ちなど、総数50枚を超える資料を送って頂きました。無事届いた報告とお礼の電話をしましたが、ずっと留守電になっており、連絡取れたのが16日でした。どうやら編集者連れて村山登山道を登ってたようでした。そしてこの度のことのお礼をし、このHPに引用させてもらう許可を得ました。
現在は、数日に分けて登る『富士山完登頂プロジェクト』や、『富士山村山古道一気登り』など田子の浦から登る企画を行い、村山登山道の保存に尽くしてるそうです。詳しくは富士山クラブ(http://www.fujisan.or.jp/をご覧ください。しかし、新たにルートを見つけたりして、まだまだ色んな発見があるようです。
2006年7月に、畠山操八著『富士山・村山古道を歩く−100年ぶりに甦った幻の登山道ガイド』(風濤社・1600円+税)が出版されました。 |
『富士山・村山古道を歩く
−100年ぶりに甦った幻の登山道ガイド』
畠山操八著(風濤社・1600円+税)
|