御中道
   

■御中道の概要

御中道<おちゅうどう>は、富士山の5〜6合目の天地の境と呼ばれる中腹をぐるりと一周するコースで、富士講で盛んだった吉田口6合目(現在の富士山安全指導センター)が御中道の起点・終点として、時計回りに一周するのが正式な廻り方でした。御中道を廻る条件として、富士登山経験を3回以上経験して、なおかつ先達などの特に信仰の厚い道者に許されていました。

現在は大沢崩れの崩落の進行が進み、昭和52年(1977年)に通行止めとなって完全に1周することができなくなっています。一般的に通行できる御中道は、河口湖口下山道で利用されている河口湖口5合目〜獅子岩区間、御殿場口5合目〜富士宮口6合目までの宝永第1火口を通る区間、そしてハイキングコースとして人気の高い河口湖口5合目〜大沢崩れの3区間です。


御中道の基点・吉田口6合目


河口湖口5合目〜大沢崩れ

須走口新6合目〜吉田口6合目(平成御中道)








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