御中道
   スバルライン口5合目〜大沢崩れ

◆スバルライン口5合目からの御中道

スバルライン口5合目〜大沢崩れルートの入口は、富士急雲上閣(2303m)の右側の階段から入っていきます。

階段を登って、少し歩くと天皇皇后両陛下五合目御登山記念碑が建っています。階段から300mほど進むと、林から出て眺望がよくなります。スタートして1kmほどで林の中に入り、200mほど進むと大流し(1.20km地点・2340m)という沢があります。


河口湖口5合目・御中道入口


天皇皇后両陛下五合目御登山記念碑


森の中と開けた展望地を交互に歩く

森と開けた展望地を交互に繰り返し歩いていると、左側に1組のベンチとテーブル(2.02km地点・2348m)が設置してあります。

ここから350mほど進むと屋根付きの休憩所(2.37km地点・2354m)があり、そばにある解説板をよると、隣接しているロート状の窪みは大小100個以上ある寄生火山の火口ということです。また、この休憩所のそばにある沢を白草流しと呼ばれています。

休憩所から60mほどに御庭駐車場への分岐点(2.43km地点・2354m)があり、こちらからもアクセスすることもできます。分岐点から80mほど歩くと、休業中の御庭山荘(2.51km地点・2354m)に到着します。


寄生火山そばにある休憩所


御庭駐車場との分岐


御庭山荘

御庭山荘の先で石畳は右のほうに下って行きますが、これは奥庭駐車場に向かっていく道です。

御中道は石畳からはずれ、左のほうへ向かっていきます。御庭山荘から190mすすむと『大沢崩入口』という標識(2.70km地点・2349m)があります。

目に見える道は谷側に下っていくよう(青)になりますが、これは御中道ではありません。、正解ルートは標識そばにある背丈ほどの木の裏に、人1人分の幅の道(赤)が隠れていますのでこちらに入っていきます。


不正解ルートを下って行くと、大きな岩が車止めになっており、さらに下っていくと『御中道口』という石の標識があります。車道は下って奥庭駐車場に向かいますが、左上の小道に入っていくと御中道に復帰することができます。


大沢崩れ入口


ゴツゴツした溶岩流地帯


車止めの先から御中道に向かう道

話を戻し、木の裏から御中道に入るとゴツゴツした溶岩流地帯を歩きます。1分ほど溶岩流地帯を歩くと、森の中に入って土の道に変わります。

車道からの小道と合流した先に、潰れた小屋(3.22km地点・2352m)があります。ここから20分ほど進むと森を抜け、滑沢(4.17km地点・2407m)に到着します。


車道からの合流地点


つぶれた廃墟


滑沢

森の中に入り、5分ほど歩くと今度は仏石流し(4.35km地点・2404m)に到着します。

再び森の中に入って5分ほどで次の沢、一番沢(4.59km地点・2409m)に到着します。一番沢は道幅も狭く、急な傾斜になっているので気をつけて通りましょう。


仏石流し


森の中に架けられている木の橋


一番沢

一番沢から3分ほどで二番沢(4.85km地点・2415m)という小さな沢を通過します。

二番沢を過ぎると右側から上がってくる小道(5.08km地点・2373m)がありますので、帰りは下に行かないよう注意しましょう。以前、工事関係者の人がこの小道を通っていたので、どこかに通じていると思いますが、どこに出るかは不明です。

この分岐点の先に木橋が架かっていて、ここから5分ほど歩くと、前沢(5.29km地点・2355m)に到着します。前沢ではパイプで組まれた階段を使って下りていきます。


分岐点、帰路は注意


小さな沢に架けられた木橋


前沢

前沢を過ぎ、5分ほど下っていくと大沢休泊所跡(5.56km地点・2312m)に到着します。大沢休泊所は昔はお助け小屋とも呼ばれていて、現在は富士砂防事務所の現場事務所として使われており、建物の周りには大沢崩れと砂防に関しての説明板があります。

建物の前にあるトイレはボロボロで使用禁止で、建物から数m下ったところに簡易トイレが設置してあります。


大沢休泊所跡に到着


大沢休泊所跡に隣接する三社神社


大沢休憩所で見る紅葉

三社神社の横から下に降れる道があります。


大沢崩れ(下)から山頂を見る


大沢崩れでできた断層


大沢崩れ(下)から富士宮市外



◆見晴台へ

もうひとつ大沢崩れを展望できるところがあり、下の展望地よりも素晴らしい景色を見ることができます。

三社神社の右脇の裏に抜ける道を通り、急斜面を登っていきます。少し登ると御中道雨量観測所が設置されています。

この機械の前を通り過ぎ、更に角度を増した胸突きの坂を登っていきます。すると、風速計などの観測システムが立っている場所があるので、そのそばには行かずに左のほうに向かいます(観測システムの場所は、切り立った岩の上に立っているため)。

枝をかわして登っていくと、見晴台(2382m)に到着します。


御中道雨量観測所


急斜面を登り、枝をかわして進む


見晴台の斜面を登る


見晴台からの山頂


見晴台からの富士宮市街


見晴台から田貫湖方面


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