本来、御中道は時計回りが本式ですが、吉田口からの入口は案内標識もなく、少々分かりにくいので須走口から解説します。
元々の御中道は、吉田口下山道・獅子岩の所から、須走口本6合目・瀬戸館を結んでいましたが、現在では途中で崩落しているため通行不能だそうです。 |
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平成御中道の入口は、須走口新6合目・長田山荘(2420m)のすぐ先にあります。立入禁止区域なので、山小屋の人に一声掛けてから入るといいでしょう。
登山道入口の右手にロープが張ってあり、その中に御中道の標識があります。平成御中道は、右の下る広い道(青)ではなく、左の狭い上がる道(赤)を進みます。 |
須走口新6合目・長田山荘(2420m) |
須走口・平成御中道入口 |
ペンキの塗ってある石が目印 |
道は人一人分の細い道で、所々獣道が枝分かれしているので、ペンキが塗ってある石を目印に進みます。7月中旬〜8月上旬には、途中に石楠花<しゃくなげ>の花が咲いています。
道は下り坂で、入口から750m進むと滑沢(2375m・0.75km)に到着します。滑沢は、文字通り溶岩流で出来た滑らかな沢で、足の掛かりがなく急傾斜なので、足元には十分注意して渡ります。 |
平成御中道は人一人分の細い道 |
石楠花<しゃくなげ>の花が咲く |
滑沢(2375m) |
滑沢から260m進むと、滝沢(2365m・1.01km)があります。こちらは足の掛ける場所がありますが、急傾斜なので十分に注意してください。
滝沢を過ぎると木が低くなり、視界が開ける場所にでます。その先に沢があり、岩には「→YOSIDA」とペンキで書かれています。 |
滝沢(2365m) |
木が低くなり、視界が開ける |
沢の岩に「→YOSIDA」 |
沢から20mほどで森を抜け、広い砂礫地帯に出ます。距離200m・標高差35mの砂礫を登ると、再び森の中に入ります。森の中を200m進むと、吉田口への案内標識(2410m・1.46km)があります。 |
森から抜け、砂礫地帯に |
森に入る |
吉田口への案内標識(2410m) |
標識のすぐ先で森を抜け、燕<ツバクロ>沢の砂礫地帯に出ます。燕沢は距離400m・標高差15mの砂礫を登り、上を見上げると下山道の落石シェルターや、登山道の山小屋が見えます。燕沢の終点には岩場(2422m・1.83km)があります。 |
燕<ツバクロ>沢(2410〜2425m) |
上を見上げると吉田口が見える |
岩場を越える |
岩場の先には沢があり、越えて森の中に入ります。森を110m進むと、20mほどの砂礫地帯を横断します。森に入って120mほど進むと、不浄流し?(2415m・2.12km)があります。 |
沢を越えて森に入る |
砂礫地帯、すぐ上に吉田口下山道 |
不浄流し?(2415m) |
40m進むと森を抜け、また砂礫地帯に出ます。260mほど砂礫を進むと、吉田口6合目・富士山安全指導センター(2490m・2.42km)に出ます。
合流する直前は石がゴロゴロして、踏み跡がありません。吉田口の方から入る場合は、河口湖5合目からの御中道から、吉田口を横断して真っ直ぐ進みます。 |
森を抜け、砂礫地帯
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6合目・富士山安全指導センター
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吉田口からの平成御中道入口(2490m)
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