富士山お山開き

    表口ルート(平成19年度)

毎年7月1日に、富士登山のシーズンを迎えるオープニングセレモニーとして富士山お山開き(開山式)というお祭が開催されます。今回は、富士宮市にある全国1200余りの浅間神社の総本山である富士山本宮浅間大社に行ってきました。



◆禊・火鑽神事
場所:富士山本宮浅間大社
時間:6月30日 23時30分〜翌1時0分

皮切りとなるお山開きの神事は、前日6月30日の23時30分から日付をまたいで行われました。7月になるとはいえ、深夜でその上小雨が降っており、肌寒い中ふんどし姿(男性)や白装束姿(女性)の神輿会約200人が浅間大社の楼門の前に集まり、禊<みそぎ>前の鳥船神事を行いました。その後湧玉池へ向かい、水温10℃ぐらいの池の中に入って禊神事で登山者の無事を祈願しました。


お山開きの開幕


禊前の鳥船神事


全身を浸かり登山安全を祈願する

禊が終わって日付も変わり7月1日の0時、拝殿において火鑽<ひきり>神事を行いました。熾された火は提灯に灯されて、拝殿前にてお祓いの儀である修祓<しゅばつ>を行いました。そのあと0時30分、火はたいまつに移されて楼門の前にある御神火みこしに点火されました。


火鑽の神事


提灯に火が灯され、修祓を行う


御神火みこしに着火

点火された神輿は、湧玉池の間を練り歩いて戻ってきました。昨年は湧玉池の中まで入っていたそうですが、今年は雨が降っていたせいか鳥居の前でUターンしていました。何度か消えそうにはなりましたが、その度に灯油がかけられて再び豪快に燃え上がりました。楼門の前に戻り、深夜1時にこの夜の神事は終わりました。


豪快に燃える神輿が馬場を練り歩く


湧玉池の鳥居の前でUターン


楼門の前に戻り、この夜の祭りは終了



◆開山祭・登山安全祈願・湧水献上
場所:富士山本宮浅間大社
時間:7月1日 9時00分〜10時30分

明けて8時40分、なぜか予定では9時からだったはずの開山祭りが始まりました。市や観光協会・イギリス大使館などの関係者が出席して、浅間大社大鳥居の前で富士山祭りの開会宣言が行われました。式典の中には、今年から導入された車のご当地ナンバーの富士山ナンバー贈呈式、富士登山一番バスを迎えての安全祈願を行いました。


富士宮市長による開会宣言


富士山ナンバー贈呈式


富士登山一番バスの安全祈願

9時10分、先頭に巨大な長さ3.776m、太さ37.76cmの金剛杖を担ぎ拝殿に移動しました。拝殿では宮司祝詞奏上・玉串奉奠<たまぐしほうてん>を行い、富士山周辺で汲める湧水献上をしました。湧水は猪之頭・水源湧水、白糸滝・鬢撫池湧水、大中里・葦間池湧水、大岩・出水之湧水、そして浅間大社・湧玉湧水が献上されました。ここでの修祓は10時30分まで行われました。


巨大金剛杖を担いで拝殿に移動


楼門の前では賑やかに奏でていた


拝殿で登山安全の祈祷する



◆富士山入山式・護摩焚き神事
場所:富士根本宮村山浅間神社
時間:7月1日 11時00分〜12時30分

場所を村山にある富士根本宮村山浅間神社に移し、山伏とふんどし姿をした地元の小中学生が姿を現しました。11時宮司祝詞奏上のあと、南無浅間大菩薩を唱和しながら山伏が水垢離を行い、続いて子供たちが水垢離を行いました。


山伏を先頭に境内に入ってくる


水垢離前の宮司祝詞奏上


地元の子供たちによる水垢離

水垢離が終わると村山口登山道の登山口に移動して、山伏による開山儀式が執り行われました。法螺を吹いて式を始め、願文奉読を行い、最後に登山口に架けられた注連縄を真剣で一刀両断に切り落として、山伏一行は登山道の石畳区間を登っていきました。


願文奉読


真剣で注連縄を一刀両断


山伏の入山

11時35分拝殿前で宮司祝詞奏上玉串奉奠を行い、そのあと11時50分から大日堂の横の採灯護摩道場護摩焚き神事の前作法が始まりました。

始めに入口で山伏問答が交わされました。これは結界を守る山伏が
訪れた山伏に質問して素性を確かめ、同門かどうかをを判断します。無事に結界に入り、続いて法弓師が東西南北の四方と中央の護摩壇に向かって破魔矢を放つ法弓作法が行われました。


四方と中央に向かって放つ法弓作法


拝殿で祝詞奏上と玉串奉奠の儀


山伏問答をして入場してくる

次に法剣師による護摩壇に向かって刀を『光』の筆順に切る法剣作法、法斧師が護摩壇に向かって中央と左右の3箇所から斧を振り下ろす法斧作法を行います。最後に法螺作法を行い前作法が終了します。


『光』と剣を振るう法剣作法


中央と左右から斧を入れる法斧作法


願文奉読

護摩壇前で承仕が松明を交差させて、採灯師が願文奉読し始めました。そして願文奉読が終わると、2人の承仕は南北に分かれて松明を振り回した後、護摩壇に点火しました。散杖で護摩壇を叩き、そのあと護摩木を護摩壇の中に放り込んでいきました。採灯師の作法が終わると、続いて関係者各位が護摩木を放り込み、再び採灯師が同じ作法を繰り返しました。そうして護摩焚き神事が終わり、その直後に拝殿前で地元住民とイギリス大使館一行日英交流会が行われました。


護摩壇に点火


中央と左右から散杖で護摩壇を叩く


護摩壇に護摩木を投げ入れる



◆お山開き式
場所:富士宮口新5合目
時間:7月1日 15時00分〜15時10分

富士宮口新5合目に移動して、15時富士宮市長が富士山に向かって声高らかに開山宣言しました。その後、外国人として初めて富士登山をした英国の初代駐日総領事オールコックの記念レリーフに花を捧げ、英国大使館からのスピーチがありました。


富士宮市長の開山宣言


オールコックの記念レリーフに献花


イギリス大使館のスピーチ



◆開山フェスティバル
場所:富士山本宮浅間大社
時間:7月1日 17時00分〜15時10分

17時から浅間大社の横で、よさこいパフォーマンスが始まりました。小学生の子供から大人まで、様々なパフォーマンスを見せて観客を沸かせていました。途中、音声さんが選曲を間違えてパニクってるハプニングもありましたが、それはそれで大いにウケていました。


子供たちのよさこいパフォーマンス


ジャック・スパロウだらけ


元気いっぱいに旗を振る

19時から同じ場所でミス富士山コンテストが開催され、同時刻に神田川ふれあい広場にて太鼓パフォーマンスのおらんち太鼓が行われました。ミスコンはりょうわ君に任せて、太鼓のほうを見に行きました。太鼓が終わる頃に小雨がぱらつき始めました。終わって戻ってみると、審査の間をつなぐ様にパフォーマンスが繰り広げられていました。


ミス富士山コンテスト


同時刻に広場でやっていた太鼓


審査の合間のパフォーマンス

20時45分、ようやく審査が終わり、ミス富士山グランプリに石川琴已さん(右)、準ミスに清真由美さん(左)が選ばれました。そして21時0分、富士山開山祭りのフィナーレを飾る富士開山奉納手筒花火が始まりました。まずは乱玉を打ち上げて開幕の合図、続いて手筒花火に着火しました。最後は派手に乱付けしてフィナーレを迎えました。


ミス富士山の清真さんと石川さん



富士開山奉納手筒花火



最後は乱付けフィナーレ



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