富士山を舞台にしたスポーツ競技
    
 

■陸上競技

◆富士登山競争(登山マラソン)

使用コース:吉田口登山道
主催:富士吉田市
開催日:7月第4金曜日
スタート:富士吉田市役所(770m)
ゴール:山頂(3730m)
標高差:3000m
距離:21km


富士吉田市役所から山頂まで、標高差3000m、距離21kmの道程を4時間半という制限時間のなかで駆け上がる
過酷な競技です。2500人ほどが参加し、完走率は4割ほど。

優勝タイムは男子で2時間50分、女子で3時間15分ぐらいです。
5合目までのコースもあるそうです。


◆富士登山駅伝競争(登山駅伝)

使用コース:御殿場口登山道
主催:御殿場市
開催日:8月第1日曜日
スタート・ゴール:御殿場市陸上競技場(520m)
折り返し:山頂・本宮浅間大社奥宮(3720m)
標高差:3200m
距離:46.37km

大正2年(1913年)から行われて、一時中断しましたが昭和51年(1976年)に復活しました。標高差3200m、距離46.37kmを、各チーム6人で11区間に分けて駆け抜けていきます。特に下りの大砂走りでは大迫力でした。

優勝タイムは3時間35分ぐらいです。



■自転車

◆ツアー・オブ・ジャパン(UCI認定ロードレース)


使用コース:須走口ふじあざみライン
主催:自転車月間推進協議会/朝日新聞社/日刊スポーツ新聞社/テレビ朝日
公式サイト:http://www.toj.co.jp/
開催日:5月中頃
スタート:ふじあざみライン入口
ゴール:須走口5合目
標高差:1200m
距離:11.4km
平均勾配:約10.5%


ツアー・オブ・ジャパンは、国際自転車連盟(UCI)が認定した6日間のステージレースです。

2005年は大阪・奈良・信州・伊豆・東京そして富士山の6箇所で行われました。全走行距離710kmの内、富士山ステージは第4ステージの山岳個人タイムトライアルとして、この年初めて使われました。個人タイムトライアルは、通常の選手一斉になって走るレースと違って、大きくタイム差が分かれるとても重要なステージでした。

コースレイアウトは、富士山の中で最も過酷なふじあざみラインを使い、標高差1100m、距離11.4km、平均勾配10%と本場ヨーロッパのツール・ド・フランスでも、超級カテゴリーの部類に入れるぐらいの難度の高いコースです。

このステージ優勝は、カルディナス・ラバネロのアンドレイ・ミズロフ選手で40分27秒72でした。


◆Mt.富士ヒルクライム

使用コース:富士スバルライン
主催:Mt.富士ヒルクライム大会実行委員会
公式サイト:http://www.fujihc.jp/
開催日:6月上旬
スタート:富士山北麓(1035m)
ゴール:河口湖口5合目(2305m)
標高差:1270m
距離:25km
平均勾配:5.1%
最大勾配:7.8%


2004年から開催された一般参加型の山岳レースです。第1回は2414人、第2回は3233人が参加し、ともに完走率99%のレースです。あらゆるカテゴリーがあり、海外で活躍する日本人トップレーサーも参加しています。

優勝タイムは男子で1時間ほど、女子は1時間15分ぐらいです。


◆JBCF富士山ヒルクライム・富士山国際ヒルクライム

使用コース:須走口ふじあざみライン
主催:全日本実業団自転車競技連盟・サイクリングフェスティバルin小山実行委員会
公式サイト:http://www.jbcf.jp/http://www.japan-fc.jp/hillclimb/fuji/
開催日:6月中頃

スタート:ふじあざみライン入口
ゴール:須走口5合目
標高差:1200m
距離:11.4km
平均勾配:約10.5%


JBCF富士山ヒルクライムは2004年から開催されたJプロツアー(実業団)のレースです。富士山国際ヒルクライムは一般参加型の山岳レースです。


◆キング・オブ・ヒルクライム富士山

使用コース:富士山スカイライン
主催:バイクナビ・グランプリ キング・オブ・ヒルクライム富士山実行委員会
公式サイト:http://www.bikenavi.net/index.html
開催日:9月下旬
スタート:さくらの園(600m)
ゴール:富士宮口新5合目(2400m)
標高差:1800m
距離:26.5km
平均勾配:6.9%
最大勾配:10.5%


2006年から開催された一般参加型の山岳レースです。13のクラス別に分かれていて、それぞれの優勝者にはチャンピオンジャージも送られます。2012年の完走者の平均タイムは2時間6分。



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