須山口ルート
   ルート解説C 御殿場口2合8勺〜1合目・水ヶ塚
※注意事項

・スラッシュ雪崩の被害により、道がわからない場所・目印の損失してる場所が多くあります。
・とても広大な砂礫の土地なので、視界不良の場合には方向を見失う場合があります。双子山が見えない日は、御殿場口を下山することをお勧めします。

◆御殿場口旧2合8勺(2085m)〜1合目・水ヶ塚(1448m)

御殿場口の大砂走りを下っていくと、宝永山の麓に下り旧2合8勺・非難小屋(2085m)があるので(現在は撤去されています)、ここが須山口下山歩道の入口になります。この非難小屋は、富士山観候所職員の冬季登山のための非難小屋として使われていました。


御殿場口大砂走りから須山口に入る


須山口下山歩道入口の標識


旧2合8勺・非難小屋(2085m)

非難小屋の前を通り、崩落箇所を避けて広大な砂礫の土地に入っていきます。ここからしばらくはスラッシュ雪崩の被害で流れ出したのか、目印になるものはペンキが塗られた石だけで踏み跡もありません。視界不良が続きそうな時は御殿場口に下ることをお勧めします。


崩落箇所に気をつけて迂回


しばらくはペンキの石が目印


雲で視界不良、目標物が見えず

目指す目標は双子山の右側(西)の谷間に向かって歩いていくと、白ペンキで塗られた柱が見えてきます。2合8勺から10分ほどで下り2合5勺(1950m・0.78km)の標識があります。


富士山と双子山の谷間を目指して進む


次の目印は柱に白ペンキ


下り2合5勺(1950m)

更に650m谷間に向かって下っていくと、御殿庭遊歩道にぶつかり下り2合目・四辻(1810m・1.43km)に到着します。右は三辻・御殿庭を経て宝永火口へ、左は双子山・御殿場口5合目に向かいます。

須山口は直進して、点々と建っている柱に向かって下っていきます。500mほどで林(1720m・1.92km)の中に入って行きます。

120mほど下ると1つ目の涸れ沢があり、そのすぐ先に2つ目の砂沢(1685m・2.08km)という涸れ沢があります。この砂沢の下に幕岩があります。


下り2合目・四辻(1810m)


林の中に入っていく(1720m)


幕岩の上の沢渡り(1685m)

沢を渡ってすぐの所に幕岩上分岐があり、右に曲がって登っていくと三辻・御殿庭に向かいます。須山口は直進して、140m進むと幕岩分岐(1668m・2.22km)があります。

左の急斜面を下ると幕岩があり、御殿場口5合目に向かうルートがあります。須山口は右にカーブして下っていきます。5分下ると下り1合5勺・あざみ塚遊歩道分岐(1615m・2.46km)に到着し、ここを直進して下っていきます。


幕岩上の分岐


幕岩分岐(1668m)


下り1合5勺・あざみ塚遊歩道(1615m)

360mほど進むと右手に進入禁止になっている分岐(1535m・2.82km)があります。更に350mほど進むと、下り1合目・須山御胎内分岐(1455m・3.29km)があるので右に曲がります。

ここからは曲がりくねった平坦な道で、倒木が道をふさいでいる所もあるので乗り越えていきます。


進入禁止の分岐(1535m)


下り1合目・須山御胎内分岐(1455m)


倒木があちこち倒れているので越えていく

15分ほど進むと南山林道(1453m・4.24km)が交差しているので直進します。ここから7〜8分歩くと、少し明るい場所に出て、溝路は左にカーブしていきますが、須山口は右上に上がって草むらに入ります。

そして5分ほどで登山歩道との分岐(1453m・5.02km)にぶつかるので左に曲がり、70m進めば1合目・水ヶ塚(1448m・11.81km)に戻ってきます。


南山林道分岐(1453m)



溝路から右に登って草むらに入る



登山歩道・下山歩道分岐を左に(1453m)



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